山口県内で出会い系サイトなどを通じて知り合い、買春などの被害に遭った18歳未満の子どもが、今年は8月末までに30人と、昨年同期(9人)の3倍以上に上っている。わいせつ目的に未成年者を誘い出す手段が、出会い系サイトに加えて、規制の対象外となっている「プロフ」と呼ばれる自己紹介サイトなどのコミュニティーサイトへも広がっており、県警は注意を呼びかけている。
県警少年課によると、買春などの被害に遭った18歳未満の子どもは昨年1年間で16人だった。
今年8月末までに被害に遭った30人のうち、出会い系サイト以外で知り合ったのは10人と、昨年同期の3人から大幅に増えている。県警が8月、児童買春・児童ポルノ禁止法違反容疑で逮捕した宇部市の男(30)は、コミュニティーサイトで知り合った女子高校生(当時17歳)に現金を渡す約束をした後、みだらな行為に及んでいた。
このほかにも、同様のサイトで知り合った女子中学生(当時15歳)とわいせつな行為をしたとして、防府市の30歳代の男が書類送検されるなど、今年に入って21件、14人が同法違反や県青少年健全育成条例違反容疑などで摘発されている。
昨年12月には、改正出会い系サイト規制法が施行され、サイトの運営者は会員の年齢確認をしなければならないなど、規制が強化された。一方、法規制の対象外のコミュニティーサイトは、子どもたちの有害サイトへのアクセスを制限するフィルタリング(選別)の対象外のものも多い。
運営業者による監視や警察によるサイバーパトロールが行われているが、同課の次長は「すべてを網羅するのは不可能で、発覚は氷山の一角」と警鐘を鳴らす。未成年者側が小遣い稼ぎや家出時の宿泊場所を探すのに使用しているケースもあるといい、別の捜査関係者も「電話番号を平仮名で表記するなど、監視をすり抜けようとする手口もある」と明かす。(抜粋)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamaguchi/news/20090923-OYT8T00867.htm
未成年にも罰則を設けた方がなくなるような気がするのですが・・・
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